黄金糸 つつじ横涌柄 (1尺3分幅) - 織元 こばやし 丹後ちりめん白生地オーダー専門店 正絹・シルクの生地製造

黄金糸 つつじ横涌柄 (1尺3分幅)

東京都:S様との白生地創り

丹後織物工業組合のHPよりお電話をいただきました。

着物が大好きなS様・・・
長年京都の問屋さんにも機会があれば訪れ、探していらしたようでしたが、なかなか自分のお気に入りの反物に巡り会うことができないとの事でした。
『どうしても、黄金糸を織り込んだものが欲しいんです!しかも私の場合は通常の幅だと裄が短くなってしまうから幅が1尺3分位は欲しいんですよ!!』とのこと・・・

黄金糸とは群馬黄金糸というプレミアムの糸で、糸商に問い合わせると1㎏当りかなり高額な糸・・しかも今は繭の状態でしか保存しておらず、製糸する場合は一俵(60kg)からしか出来ないとの返事・・・
『一俵を仮にヨコ糸のエヌキに作った場合、相当数の反物が出来てしまう量になってしまいますよ』と連絡した所・・・、それでもあきらめらきれないS様はご自分の伝手をたどり・・ついに
『群馬黄金糸を1㎏手に入れることが出来ましたよ!!』とのご連絡。

『本当に着物が好きな方なんだなあ』と感服するばかりです。

送っていただいた黄金糸は私も初めてみましたがとても綺麗で、光沢感はすばらしいものがありました。
この糸をエヌキにするため撚糸屋さんで撚糸をしていただきました。

CIMG0881.JPG CIMG0922.JPG


糸を送っていただくのと並行して柄の選定を行います。

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先に私の所の生地見本を送りましたが、どうせならオリジナルの生地が創りたいとのことで・・柄の画像を送っていただいたり、生地見本を送っていただいた中から決定しました。


最終的にはつつじ横涌柄に!! こちらは本来は立涌の柄なのですが、ヨコ向きにするという粋なセンス・・・。
紋紙屋さんで紋紙(織りデータ)を制作しました。

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紋紙データが出来上がってから一度確認のために5寸程度の見本切れを織り、S様に送らせていただき、反物出来上がりを確認してから織にかかります。


幅を1尺3分にするために筬幅を変更し(筬入れ)、製織・・・すてきな反物の出来上がりです!!


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S様が御主人と一緒に京都に来られる時があり、どうしても一度お会いしたくて・・あつかましくもお泊りのホテルへお邪魔し、お話をさせていただきました。
S様は本当に着物が大好きで、着物のことはもちろん原料となる絹糸のことまで知識もかなり豊富な方で、こちらも今回の白生地創りでは色々と勉強させていただくことが多々ありました。


本当にありがとうございました!!




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