機織りぶろぐ - 織元 こばやし 丹後ちりめん白生地オーダー専門店 正絹・シルクの生地製造

機拵え(はたごしらえ)

古くなった機の機拵えをしました。
ダイレクトも使わなくなったメーカーのを取り外し、新しいのと入れ替えです。
ここ何年かは京都府や町から機械更新に対してありがたいことに補助金がいただけるので、
今の内に古くなったものは取り替える事にさせてもらっています。

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今までの吊りこみの糸を切って、全部取り外し、新しく機拵え!

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こうした吊りこみをされる職人さんもわずかになってしまってきています。


どんす(五枚朱子):本紋サヤ形の白生地

愛知県:M様より

こんな白生地を探しているんですが・・・と画像を送っていただきました。

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どんすの本紋サヤの柄と思われ・・・
こちらから見本巻きを送らせていただき、いくつかの本紋サヤ形の柄から一つを選んでいただきました。
今回は共八掛けでお仕立てをされるとの事でしたので、四丈物(約16m)で反物を織らせていただきました!

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今度、姪子さんの披露宴でのお召し物にされるそうです。
素敵な着物に仕上がるのを楽しみにしております!!

タテ糸・・虫に食われる><

9月頃~10月頃の少し暖かい時期には特に生糸を食べる虫がおり、油断をすると糸を切られてしまいます。
防虫剤を置いているのですが、それでもやられてしまいました。
ヨコ糸ならまだましなのですが、タテ糸をやられると泣きそうになります・・・
で・・先日、タテ糸をけっこうやられました。耳の糸、約30本強。

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織っている最中にゆるんでくるので仮のタテ糸を横から付けて、まともになるまで織るという・・かなり手間のかかる作業になりました。

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Vベルトの交換

織機は一つのモーターからの回転で全ての動き(開口、杼打ち等)が繋がって動いています。
その大元になる運動を伝えるVベルトが消耗し切れてしまったので交換です!

かなり頑張ってくれていたのか・・・ボロボロになってしまってました・・・><
ベルトは3本とも新しいものに交換します。(ゆるみが変わってくる為です)

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機拵え・・その2

丹後でももう数軒になってしまっている機拵えをしてもらう業者さんにお願いをしていよいよ吊り込みの開始です!!
ジャカードのタテ針、1本1本に通糸を順番通りに吊っていき、棒刀といって地組織を作る板にカタン糸を通し、通糸を結びます。
さすがに職人さんの技というか・・作業の速さにただただ驚くばかりでした。

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この吊り込みが終わるとタテ糸を1本1本順番に通して行く、糸入れ作業になります。
綜絖→フミセ→筬といった順番に通していきます。これも神業のような速さに驚き!!

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この後、棒刀縄などを吊り込み、色々調整を行います。


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ということで新しい機拵えの完成となりました!!
綺麗な白生地を織るのにまた御世話になります。

機拵え(はたごしらえ)・・その1

前にブログに書いた織機の機拵えを新しくする事になりました!
一釜松葉刺しの機拵えになります。
まずはタテ糸を全部抜き取り、古くなった通糸やカタン糸や綜絖を取り外します。

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なんだかさみしい気がしますが・・・新しくなるのも楽しみです!!

もうすぐ機拵え(はたごしらえ)・・・

カタン糸といって棒刀に入っている紐糸がちょいちょい切れるようになってきて、ずいぶんと機拵えが寿命になってきたのでもうすぐ機拵えのやり直しが必要になってきました。
ジャカードからタテ糸につながる装置を新しくする作業になります。

古い綜絖(そうこう)を鉛(重りになる物)から外し、新しい綜絖に付け替えてカタン糸を結びます。
タテ糸の本数分、約3800本・・・結構この作業も時間がかかり大変なんですよ。

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ダイレクトジャカード:ピストン&ソレノイド・・貴重な部品です

長きにわたってお世話になった機屋さんが高齢で廃業された為、ダイレクトジャカード(紋織装置)の部品を取り外してきました。
このピストンとソレノイドという部品はそれぞれ高価な部品になっており、消耗品でもあるため中古でも貴重な部品になっております。


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これらが織機の上のジャカードに設置してあり、紋紙情報(柄のデータ)を一越一越読み取り、タテ針に伝えて紋織物が出来上がります。
ピストンはよく油やゴミなどが溜まってくると針キズといって織物上でキズが出来ることもしばしば・・・
ソレノイドも修理には結構な費用がかかるのでどれも貴重な部品です。

 

日本糸のベレンス付け

以前届いた日本糸(碓氷)の撚糸が上がってきましたので、他の中国糸と区別するためにベレンスというもので色を付けます。
これは織りあげた後、精錬をすると他の不純物と共に消えるものです。


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写真のものは地ヌキの八丁撚糸(S/Z)とエヌキの諸撚り糸です。
(尚、日本糸使用の織物は取引先との契約によるものです。)

 

日本糸(碓氷)が届きました!!

今年も(遅くなりましたが・・)、先日、日本糸(春繭)が届きました!!
合わせて3俵(約180kg)になります。これをタテ糸用とヨコ糸用に分けて撚糸をしてもらいます。撚糸が出来るまでおよそ1ヶ月・・出来上がりが楽しみです!!


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艶があってとても綺麗です!!


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※尚、この日本糸使用の織物製品は取引先との取り組みによるものです。


小林商店 担当:小林孝裕
〒629-2311 京都府与謝郡与謝野町幾地842-2
TEL:0772-43-1181
FAX:0772-42-0241